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少子高齢化社会への軌跡

 少子高齢化社会を迎えているわが国をみるにつけ、先ずは、戦後以来たどってきた出生数や合計特殊出生率などの数値をみておく必要があるのではないだろうか?

 戦後間もない1947年は約270万人の赤ちゃんが生まれていたのです。女性が出産可能な年齢を15歳から49歳までと規定し、それぞれの出生率を出し、足し合わせ人口構成の偏りを排除し、一人の女性が一生に産む子供の数の平均を求めた「合計特殊出生率」は4.32という値でした。この数値は人口の自然増、自然減を表す意味において重要な指標となる数値で、均衡の取れた数値を2.08といわれておりました。

 戦後の1940年代後半は第一次ベビーブームとも呼ばれ、日本史上最高の出生数を示していました。これが後にいう「第一次団塊の世代」を形成したのです。この「団塊の世代」という言葉は、堺屋太一氏の小説のタイトルであったことに由来しています。その後急速に出生数は減少し、1970年代初期にオイルショックの時代を迎えるわけですが、それにも拘らず高度経済成長に支えられながら団塊の世代が生み出した第二次ベビーブームを迎え2百万人の赤ちゃんが生まれております。4

 1980年代はバブル経済に支えられながら安定した合計特殊出生率を示しておりました。1987年には1.70を下回り、出生数の低下が問題視されるようになって来ました。1990年のバブル崩壊に伴い、この出生率は年々減少の一途をたどり2005年は最低値の1.26まで

に下がり、深刻な少子高齢化社会を迎えたのです。2006年は第二団塊世代により5やや持ち直し1.32と上がってはおります。日本の経済成長という背景と大家族形態から核家族形態への移り変わりも大きく影響しています。1950年に生まれた赤ちゃんの第一子の割合が27%であり、三子以上が4割を占めていたのが、2006年では第一子が48%、第二子37%、第三子12%と大きな変化を示しています。

 1990年代は大きな社会的背景が影響をもたらしていたともいえますが、高度経済成長に伴って女性の社会進出が堅著にみられ、男女の初婚年齢が高くなってきています。1947年は女性の初婚年齢は22.5歳と見合婚が主体でしたが、次第に恋愛婚へと移り変わり初婚年齢は上昇していきます。1970年代初期には、団塊の世代の影響も絡まって平均年齢は低くなりますが、その後、再び上昇していきます。6 この結婚年齢の遅延化も少子化現象には少なからずとも影響を及ぼしているのではないでしょうか?

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