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愛と魂が結ばれるとき歓びが…

いにしえの頃より天地創造、神々が様々な生き物を作り、そしてヒトを作ったとあります。聖書の創世記には神が粘土でアダムを創り、生命を吹き込み「エデンの園」に住まわせたのです。「独りでは寂しかろう」と思い、アダムの肋骨より女のイブを作ったとあります。そして、イブは禁断の実を食べ、その美味しさのあまりアダムにも進めました。誘惑にも似た誘いだったのかもしれません。アダムも食べ、その美味しさを共有してしまったのです。許しも得ずに禁断の果実を食べてしまった二人に神の怒りをかってしまい楽園を追放されました。人間の最初に犯した罪(原罪)だったのです。人の心の中にある理性を上まわる好奇な心を持っていることの証ではないでしょうか。

日本では、イザナギとイザナミは天の神々の命を受け、国作りを始めた事が記されています。混沌としていた地球の表面に棒を入れてかきまわし、そのしずくが落ちて重なりできた島に降りて二人は結ばれたのですが、始めはなかなか子どもができずに天の神に相談すると女のイザナミが先に声をかけて性の交わりを始めためだといわれたのです。今一度、出会いを繰り返して男のイザナギが先に「何と美しい女性だこと」と声をかけて結ばれると、日本列島の大八島国が誕生したとあります。生命誕生の逸話には、いずれも男が先で主役になっています。

でも、ギリシャ神話にでてくる「エロスとプシュケの話」には数多くの絵画があります。プシュケが描かれたものには誰もが魅入られ、男と女の持つ性の美しさが秘められた原点をみいだすことでしょう。そこには神々が様々な自然界の生き物をつくり、命を与えた愛欲と美の女神「アフロテーデ(ヴィーナス)」の息子(愛を射止める神)「エロス(幼名:キューピット)」と人間界の娘が織りなす「結ばれることのない恋と愛の物語」を描いているからです。無邪気であったキューウピットからエロスへと成長するにつれ様々な生き物をみて金の愛の弓矢と鉛(嫌悪)の矢を使い分けていたのです。 Boug00711_2

愛の矢を射られたプシュケ(Psyche)は、ギリシャ語で「魂」を意味し、心理学(psychology)の語源にもなっています。このプシュケはある国の三人姉妹の末娘で、あまりにも美しくアフロテーデをも凌ぐといわれていたほどだったのです。エロスはその人間界の美しい女性に恋心を抱き、自ら持つ愛の金の矢を射てしまったのです。しかし、美しすぎるということからアフロテーデの怒りをかい、人間の持つ欲望を絡ませた試練を与えたのです。プシュケはエロスへの純なる心をもって耐え抜きました。様々な試練に耐えやがて女神の許しを得て妻に迎えることができたのです。愛が魂と結ばれたのです。二人の間に娘が生まれ「歓び」という名を付けたとあります。

たとえ「鉛の矢」を射られた生き物も、今でも行き続けています。それは、母なる親が子を育て次世代を繋ぐために励んできたからです。それが母性というものではないでしょうか?人類は「母なる大地」のもとに進化しているのです。

「愛」と「魂」を繋ぐものが絆という言葉です。そして、お互いが絆によって強く結ばれると「歓び」が生まれます。生まれることは誕生です。子孫を残すという「絆の性」、「快楽の性」そして「生殖の性」という性の三側面を秘めたリプロダクティブ・ヘルスの原点がいにしえより描かれているのではないでしょうか。

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コメント

第10回日本母子看護学会学術集会のページに「愛と魂が結ばれるとき…」が紹介されています。

投稿: JMICA | 2010年2月 7日 (日) 16時39分

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