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2010年8月

無介助分娩は危険!

 恒例になっている日テレの24時間テレビで29日の午前8時半頃に「森三中が突撃訪問」ということで自宅出産された12人の大家族を取り上げるという話を聞きました。なんでも、自宅で8人目を家族のみで出産したという家庭を訪問するようです。

 専門性のある医師や助産師のいない場での出産は大変危険なことです。

 厚労省の人口動態の統計資料によりますと2008年の新生児死亡者数は、1,331人と発表されており、出生千件に対し1.2件という数値になっております。確かに低い数値を示しております。でも1,000人の赤ちゃんの中で1.2人の赤ちゃんの尊い生命が奪われている事実があるということです。

 戦後間もない頃の、自宅でお産をせざるを得なかった今から60年前の1948年では、74千人の赤ちゃんが無くなっているのです。千人に対して27.5人という数値です。

 

 この60年間で27.5人から1.2人まで少なくしてきたのは、医師や助産師のたゆまぬ努力があってこそ成し得たのではないでしょうか!1.2人という数値で決して甘んじてはいないのです。限りなくゼロにしたい。「一人でも赤ちゃんの尊い生命が奪われてはいけない」という願いと使命感に燃えて日夜医療に携わっている多くの助産師さんがいるのです。

 お産にはリスクがつきものです。赤ちゃんだけでなくお母さんの生命も奪われることもあるのです。

 お産は安全で自宅でもできるというような思いを視聴者に与えることの無いように配慮した番組つくりをしていただきたいものです。

 生命は尊いのです。これから生まれいずる生命は次世代を担っているのです。

 日本母子看護学会も危険という警告を出しております。

 http://www.jmica.org/index.htm 

 女性が一生のうちに出産する機会は1度か2度です。その貴重な経験を悲しい結果にしないためにも、ぜひ信頼できる専門家である医師や助産師の手を借りるようにしてください。

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