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2013年8月

初めてのセックス

『何であれ初体験は緊張し、期待するもの。それがセックスならば、なおさら?ほとんど誰もが通り過ぎるのに、一つとして同じ経験はない…』と始まる『女のリアル:初交編』の一節だ。

17歳で、一つ年下の彼と。海辺にキャンプに行き、テントの中で。お互い初めてだったけれど、すごく自然な感じで優しくリードしてくれたから緊張しなかったし、終わった後もすごく幸せな気分に浸りました。愛されている感じが伝わってくるキスや愛撫は、今も忘れられません」と40歳代のコメントで始まっています。

これはサンデー毎日が『女のリアル』と題して20歳から60歳までの女性167名を対象に『生』と『性』をテーマに『初めてのセックス』と題したアンケート調査の結果をまとめ上げているのです。(詳細は「サンデー毎日、2013.7.7 & 7.14日号;初交編)を参考に…。

1.初めて経験するのは何歳!

データを解析したリプロ・ヘルス情報センターとして、そのデータについて紐解いてみることにします。

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名の平均初交年齢をみると19.4±3.0歳で、12歳から29歳の間で、1822歳の間では6割半ば、23歳を過ぎてからはわずか12%です。18歳未満の高校時代に経験しているのは2割程度でした。これは2011年の「青少年の性行動全国調査」による女子高校生の24%とほゞ同じ値といえるでしょう。いいかえるなら、殆どの女性は高校を卒業して間もないうちに経験していることが明らかです。

2.初めての相手とは恋愛中?

初めての相手との間に恋愛感情をもっていたのかという問いかけに9割は持っていたと答えています。これを前回行った『ファーストキス』の時は、8割弱でした。2


この違いを図におきかえてみますと、思春期の頃に初めてキスをした人は、相手が好きで、好きでたまらないからセックスに及ぶという衝動的タイプと、18歳以降の青年期に入って、キスとセックスの間にワンクッションを置き始めているようです。かぐや姫で語られている『男を選ぶ』というフィメールチョイスが女性の五感に働き始めているようです。

3.初交に至ったキッカケと場所

初交時のきっかけとして、二人の間にどの様な雰囲気を醸し出されていたのでしょう。

『相手から自然に』と誘い込むような場合が最も多く6割を占め、新婚初夜の形態を取るような『お互いが同時に』というのが続いています。『相手から強引に』というのは1割程でした。3


ここで特徴的なことは、18歳未満に『同時に』が多く、18歳以降では『相手から自然に』が多くなっていることです。ここにも衝動的な背景が窺えます。

初交に至った場所としては、『相手の家』が最も多く45%、次に多いのが『ラブホテル』で23%、『自宅』15%、「シティホテルなど」10%と続いています。4


18歳未満では『相手の家』や『自宅』で9割を占めており、選択肢の狭さが窺われます。

18歳以降では『ラブホテル』が28%と多くなり、欠かすことのできない施設になっているようです。でも、やはり相手の家に訪れることが一つの決意を表わしているのでしょうか。

このきっかけと場所をみる限りにおいては、パートナーである男性を持ち上げる行動を取り、男性のもとを訪れることは、女性としての最後の門扉を開ける行動のようです。

4.初めてのセックス時に抱える問題とは…

セックスに際して、女性が抱え込む問題として挿入時の疼痛が挙げられます。特に初めてのセックスのときは緊張もするでしょうし、処女膜もあり挿入を困難にしていることがあります。5


本誌に次のようなコメントがありました。「26歳の時、婚約中だった現在の主人と、3回目にしてやっと成功。前2回は痛いと涙目で騒いだので中断でした」と50歳代のコメントが付記されております。実際に疼痛を訴えていたのは7割に上っていました。そのうち『とても痛かった』と訴えていたのは4割弱もいました。逆に、『痛くなかった』は17%と2割にも満たない値でした。

この挿入時の痛みは、処女膜を通過する時の一過的なものだと云われていますが、その損傷によって出血が起きるのを破瓜と一般的にいわれています。処女であれば誰でも出血するものだと思いがちですが、実際に出血したと答えたのは4割程で、出血しなかったのも4割弱とほゞ同じ割合でした。覚えていないが24%もあり、痛みを覚えていない13%より少し増えています。

挿入時の痛みについては、腟内の潤滑度に大きく左右されます。腟内が十分に潤っていると挿入も容易に受け入れることは可能となります。そこで腟内の潤いぐあいについてみますと、潤っていたと答えたのが28%、潤っていないが32%と後者がわずかばかりですが多かったのです。そして『覚えていない』が40%もありました。

初めてのセックスは、緊張のあまり、痛みを感じるものの、出血の跡も腟の濡れぐあいには気が廻らなかったのが常のようです。

5.初交時の痛みは処女膜破瓜からくるのでしょうか…

出血の有無と挿入時疼痛との関係をみますと、出血があった44名では91%が痛みを訴えていました。出血のなかった36名でも63.9%が痛みを訴えていたのです。やはり破瓜をみる時は痛みを強く伴っています。6


次に腟内の濡れぐあいから痛みについてみますと、潤いのなかった36名では9割が痛みを訴え、潤っていた31名でも7割の女性が訴えていたのです。

初めてのセックスは、誰しもが緊張します。タンポンの挿入経験もなければ処女膜が腟の入り口を取り囲んでいます。完全に塞いでいるわけではなく手指の小指から人差し指くらいの大きさで開口しています。腟内が十分に潤っていても腟口は狭いものです。過緊張を解きほぐし十分なまでの時間をかけて行うことが『初めてのセックス』には欠かせないのではないでしょうか。

女性の初交時のきめ細かな思いが『サンデー毎日』の連載記事『女のリアル:初交編2013.7.7 & 7.14日号』で掲載されております。バックナンバーでお楽しみください。

『女のリアル』は2013.1.6 & 13日号に始まり、『月経編(上下)』2013.1.20 & 27日号、『初恋編(上下)』2013.3.3 & 10日号、『ファーストキス編(上下)』2013.4.28 & 5.5日号に連載されております。

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